本格的な冬がいよいよやって参りました。
寒い中、テントの中で“快適冬バーベキュー”はいかがでしょうか?
さて、バーべキューをする際ですが、、、
『美味しい魚介類を食べたい!』
『お肉をレストランで出てくるように美味しく焼きたい!』
『家族や友人にかっこいいところを見せたい!』
『ワンランク上のバーべキューを楽しみたい!』
などなどの思いにお応えし、ノトイエオーナーの僕なりの楽しみ方をお教えします!
まずは、おしゃれなシャンパンで乾杯!
僕はソムリエなので、やはりバーべキューにはワインですね。
ちなみに、シャンパンとは、正確には、フランスのシャンパーニュ地方で作られた発泡性ワインですが、お値段が少々高めなので、ほぼ同じ製法でリーズナブルなスペインのカヴァ(CAVA)がおすすめです。
そんなカヴァと一緒に楽しみたいのが“焼きガキ”です!
この組み合わせは、僕らにとって王道です。
ちなみに、今回カキを購入したのは、七尾市中島の湯田水産、
半斗缶、一斗缶(18リットルほど)の半分のサイズで35個ほど入っていて、3000円(税込)です。
一斗缶は倍の70個ほど入って5700円(税込)です。(2019年12月現在)
さぁて、焼きガキも美味しいですが、やはりバーべキューの主役は、お肉、それも牛肉ですよね!
さて、お肉は塊(かたまり)を豪快に焼いて、重ための赤ワインと合わせるのが、これまた、王道です。
ちなみに僕は、ワインは、1000円台のものをネット(京橋ワイン)で買うことが多いです。
安すぎず、高すぎず、十分に美味しくといった感じです。
さて、話をお肉に戻して、塊(かたまり)のお肉をおすすめする利用ですが、
お肉は焼くと表面がかたくなりますが、中はやわらかいです。
うすいお肉を焼くと、柔らかい部分が少なく、その分うまみも少ないです。
塊(かたまり)だと、うまみたっぷりでジューシーに焼きあがります!
今回のお肉はランプ、ももの一部ですが、うまみたっぷりで、やわらかい部位です。
近くのお肉屋さんで、厚さ8センチ、重量1.2キロほどのサイズの塊(かたまり)を買ってきました。
ちなみに、100g780円で、9500円ほどでした。
お肉屋さんでなくても、スーパーでも事前に相談すれば、ランプのほか、サーロインやフィレなどを厚めにカット(5cm以上がおすすめ)してくれることもありますので、早め(バーべキューの1週間くらい前)の準備がおすすめです。
では、焼き方ですが、まずは、常温に戻すことが大事です。
中まで熱を入れていきますので、冷たいとムラができやすくなります。
お好みで、タマネギの甘味やニンニクの香味を加えるために、すりおろしてお肉の表面にすり込むようにして、塩こしょうをして、下準備は完了。
では、いよいよ焼いていきますが、表面は少し焦げるくらい、強火で全面焼き目をつけていきます。
しっかり焼き目をつけて、うまみを閉じ込めるイメージですね。
炭火だと、多少焦げても香ばしくて、苦みはそんなには強くないです。
表面をしっかり焼けたら、一度火から離して、余熱を中まで伝わらせるために、アルミホイルで包みます。
そのまま、15分ほど放置、そして、再び弱火で軽く焼きます。(表面は十分にやけているので、温める程度です。)
さて、この時に登場するのが、内部の温度管理が出来る調理用検温器です。
ちなみに、使用しているものは、タニタ製で防水のもので、2000円程度です。
1000円以下のものもあるので、あると大変便利ですが、ない場合は竹串で代用し、内部温度を55度程度(やけどはしない程度で、熱めのお風呂よりちょっと熱いくらい)を目安に焼いていきます。
※温度管理が難しい場合は、ある程度焼いてから、カットしてみて、もう少し焼いてもいいので、焼き過ぎよりは、浅めの火入れがおすすめです。
写真では、30度ほどですが、今回は塊(かたまり)が大きく、十分に常温に戻す時間がなく、少し冷たい状態から焼いたので、まだまだです。
そんな時は、火から少し離して、10分ほどひっくり返しながら焼いて、また、アルミホイルで包んで、15分休ませるを繰り返します。
さてさて、約1時間かけて、焼き上がったお肉、中心温度は54.3度になりました。
焼き上がりですが、友人のフレンチシェフに聞いたところ、中心温度50度はレア、52~54度はミディアムレア、56~58度はミディアム、60度はウェルダンほどだそうです。
なので、今回の焼き上がりは、ミディアムレアですが、僕はこれくらいが好きです。
中はピンクっぽい色ですね。フランス料理では“ロゼ”とも言います。
あとは、切り分けて食べるだけです!
ランプやサーロイン、フィレだと、そんなにかたくないので、多少分厚く切っても大丈夫です。
美味しい赤ワインも忘れずに、もちろん美味しいビールでも!
さてさて、いろいろご紹介させていただきました。
竹下と申します。
プロフィール
竹下 洋平
1980年生まれ 大阪府寝屋川市出身
高校を終了後、居酒屋、バーなどで勤務
北海道のザ・ウィンザーホテル洞爺のミシュラン3つ星フランス料理店“ミッシェルブラス”のサービススタッフ、ソムリエの資格を取得
英語とホテル経営の勉強のため、カナダ・バンクーバーのグレーンストーンカレッジへ一年間留学
帰国後、東京のフォーシーズンズホテル丸の内メインダイニング‟EKKI”にてソムリエとして勤務
グローバルダイニングにてマネージャーとして勤務
現在は、妻のふるさと石川県能登半島の志賀町で、貸コテージ“家族コテージノトイエ”を経営